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Evaluation of postcard
History of Togyokusen Kairakuen" (Mito, Ibaraki, Japan)

水戸偕楽園
   吐玉泉絵葉書
 偕楽園公園センターで先日行われた「偕楽園公園の昔と今」の展示を見て、吐玉泉の使用された年代を検証してみました。
展示の内容とは違っています。
Post Card

明治401907)〜大正61917

 1/3仕切り線:郵便絵葉書の宛名面下部(1/3以内)に通信文記載認可

 表面上部記載表示:「きかは便郵」

初代
天保13年(1842)設置

 2代目
 大正3年10月(1914)設置
 

大正71918)〜昭和71932

 1/2仕切り線:郵便絵葉書の宛名面下部(1/2以内)に通信文記載認可

 表面上部記載表示:「きかは便郵」  

2代目
大正3年10月(1914)設置
※1
3代目
昭和初期設置(推定)
※2

昭和81933)〜昭和191944

 1/2仕切り線

 表面上部記載表示:「きがは便郵」に変更  

3代目
昭和初期設置(推定)
※1

昭和201945)に表面上部記載の「きがは便郵」→「郵便はがき」に表示変更

(右書き右読み より左書き左読みに変更)

 1/2仕切り線

昭和30年代

4代目
昭和25年(1950)設置
タトウに昭和366月の書込み

5代目
昭和62年10月(1987)設置 
 
写真平成11年1月16日撮影  写真平成14年7月20日撮影 

絵葉書の発行時期と実際の写真撮影時期が一致するとは限りません。

1絵葉書セット内に旧茨城県庁(昭和5年〜平成11年)や旧大手橋(大正4年〜昭和9年)

2絵葉書セット内に農人形(昭和818年) 
3絵葉書セット内に旧水府橋(昭和7年〜平成14年)

参考:大手橋:初代 慶長元年(1596) ・・・・→ ?代 大正4年〜昭和9年 → 昭和10年〜現在
   水戸市水道低区配水塔 昭和7年(1932)


絵葉書の年代特定参考サイト:
Wikipedia   :はがき
探検コム   古い絵ハガキの年代推定法
絵葉書資料館絵葉書の年代推定方法

※画像は、長辺を300pixlで統一してあります


 偕楽園公園の昔と今

 
パネル展示
場所:偕楽園公園センター
2014年7月15日(火)〜27日(日)
パンフレット:PDF版
現在の吐玉泉は四代目と書いてあるのですが!! 
   
設置された年代がわかりましたが、絵葉書で比べて見ると
ちょっと疑問です。

初代 天保13年(1842)
二代 大正 3年(1914)
三代 昭和25年(1950)
四代 昭和62年(1987)

本当に初代は70年以上使われたのか?
2代目と3代目の間にもう一つあるのではないか?
現在の吐玉泉は5代目では!
   
 
3代目吐玉泉の井筒(偕楽園公園センター裏にて)  

2005/09/18偕楽園:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かいらくえん(kairakuen)は、日本・茨城県水戸市にある日本庭園である。
岡山市の後楽園や金沢市の兼六園と並んで、「日本三名園」の一つに数えられる。

1841年7月(天保12年):水戸藩第九代藩主徳川斉昭によって造園が開始され、翌年に開園した。
斉昭は、千波湖に臨む七面山を切り開き、弘道館で文武修行する藩士の休養の場とすると同時に、
領民と偕(とも)に楽しむ場にしたいとして「偕楽園」と名づけた。


 中秋の好文亭※月は同日の画像合成
リンク:偕楽園 | 茨城県営都市公園オフィシャルサイト


    茨城の古写真2014.07.26
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2014.07.30