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Kawase Hasui Gallery



川瀬巴水:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かわせ はすい(Kawase Hasui ):本名は川瀬 文治郎(かわせ ぶんじろう)
1883年5月18日 - 1957年11月27日(明治16-昭和32)
日本の大正・昭和期の版画家。衰退した日本の浮世絵版画を復興すべく吉田博(1876-1950)らとともに新しい浮世絵版画である新版画を確立した人物として知られる。近代風景版画の第一人者であり、日本各地を旅行し旅先で写生した絵を原画とした版画作品を数多く発表、日本的な美しい風景を叙情豊かに表現し「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の広重」などと呼ばれる。アメリカの鑑定家ロバート・ミューラーの紹介によって欧米で広く知られ、国内よりもむしろ海外での評価が高く、浮世絵師葛飾北斎・歌川広重等と並び称される程の人気がある。仮名垣魯文は伯父に当たる。

川瀬巴水の常陸風景
   水戸好文亭(絵葉書サイズ:小判)
   
Sp-03a:試摺り Sp-03b:試摺り
   
Sp-03c:試摺り:川瀬巴水のポストカードに採用 Sp-03:絵葉書仕様完成版
                             
              上の4点の作品は平成23年茨城県水戸市で開催された、川瀬巴水木版画展で展示された
                             ※画像は、長辺を350pixlで統一してあります
  
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茨城八景 製作過程
  
5.水戸好文亭ノ雪(茨城八景其ノ三) 絵葉書仕様完成版
6.八卦堂(茨城八景其ノ一) 
絵葉書仕様完成版
7.涸沼秋の月(茨城八景其ノ二:表示がないので推定 )
試摺り版

川瀬巴水木版画集 昭和54年(1979) 毎日新聞社 より
日記抜粋:

昭和29年10月16日水戸志満津百貨店のポスター好文亭をかく
昭和29年10月18日茨城八景(八卦堂)絵はがき出来
昭和29年10月19日右出来、八卦堂に着手
昭和30年07月12日水戸志満津百貨店の絵はがき涸沼広浦の月を書く、
昭和30年11月02日水戸の絵はがきせんがき
昭和30年11月09日志満津百貨店ポスター着手
昭和30年11月16日志満津百貨店はがき色ざし
昭和30年11月29日志満津の好文亭の意見を述べに行き、帰宅後、キリスト教学園の色ざし
昭和32年06月19日絵はがき水戸ひぬまをはじめる、
※志満津百貨店:現在は水戸京成百貨店
日記から見て、茨城八景は3作品しか作られなかったようだ。

版画左側の鳥の様な透かし模様は、志満津百貨店で当時使用されていたロゴマーク
参考:昭和30年代のマッチラベル


茨城県水戸市で開催された、川瀬巴水木版画展の記録
平成23年6月1〜12日
茨城復興イベント「甦れ茨城の美と力」